#51 天空都市 ペルー🇵🇪クスコの絶景レインボーマウンテントレッキング!
エクアドルを後にして33か国のペルーに到着!
まずは首都のリマへ
しかしエクアドルに引き続きここペルーでも事件は起きる。一筋縄にいかないのが南米旅のようだ。
リマで泊まったホステルには日本人宿ではないにも関わらず2人ほど日本人がいた。
その日本人の1人の友人がリマ市内の別のホステル付近で強盗に遭ったから気を付けて と話をした。
今までの旅の事、これからの予定を話して充実した3日間を過ごし次の都市、クスコへ移動する日だった。
バスの所要時間は24時間。乗車前に近くの食堂で食事を終え、いざバスターミナルへ向かう。
"ヘイ!キャンディー!キャンディー!"
飴の入った袋を持って女が飴を売りに来た。
南米では飴やチョコレートを個別に売る事は街中でよく見る光景だ。
だが、この女はいつもと違った。
執拗にそして凄い勢いで押しかけてくるのだ。
まるで審判の判定に抗議するサッカー選手のように。
要らないからどけ!となんとか退治した。つもりでいた。
さあバスに乗るか!今何時かな
ズボンのポケットではスられる可能性が高いのでiPhoneと財布、パスポートは前掛けのボディーバッグに入れていた。
!? !? !? !? !?
"チャック空いてるやん…"
その時点で鳥肌が立った。
恐る恐るバッグの中にあるはずのiPhoneを探す。
無い 無い 無い
iPhoneを取られてしまった。
間違いなく飴売りのクソ女だ。
急いで周囲を走り回してクソ女を探したが居るわけがない。
携帯 iPhone パスポートこの3つだけは絶対に取られまいと旅しとって
逆に言えばこれさえあれば大丈夫と思っていたひとつが取られてもう目の前が真っ暗。
とりあえず朝チェックアウトしたホステルに戻って事情を話し、ツーリストポリスの場所を教えてもらいツーリストポリスへ。
ここではレポートを書いて終わり。
それじゃ意味ないんだよ。捜索してほしい旨を伝えるもそれは出来ない。
最終手段 iPhoneを探すアプリに出ている位置情報を頼りに闇市にカチ込む事に
闇市には所狭しと窃盗品が並べられていた。
この国の平均月収はおそらく5万円ぐらいだろう。そう考えると10万円以上するiPhoneは高級品だ。
白いiPhoneだけ店頭にないのは最高値で売れるからだ。店員に白いiPhoneを出せと言ってもシラを切られる。
そして心なしか彼らが仲間内で"おい来たぞ隠せ"のようなやり取りをしているように感じた。
よく旅ブログで 強盗に遭ったりひったくりに遭ったら抵抗せずに物を渡して取り返さない事 と言う文言を見るけど
実際大切な物を奪われたらそんな事出来ない。
実際俺も犯人見つけて殺そうと思った。
その過程で自分自身が殺されても構わないとも思った。
そのぐらい頭に血が上って冷静な判断が出来ないんですよ。
そんな時に止めてくれたのはカンボジアで会ってインドで偶然再会、そしてまたここペルーて再会したリョウ君だった。
あいにくこんな状況での再会になったけど感動したし助かった。旅を輝かせるのは人との出会いで俺は本当に恵まれてる。
そしてこんな状況だからと1泊無料で泊めてくれたホステルInkakusi backpackersのオーナーにも感謝感謝。
そうして前への推進力を再び取り戻し、リマから24時間かけてバス移動しクスコに到着した。
標高3400m 雲が近いそして空気が薄い。
南米はメルカドのメシがうまいんじゃ!
南米に入って物が色々無くなってタルんどるんちゃうか?と思って標高5100mの山へトレッキングに出掛けた。
夏の南米も高地になると寒い
レインボーマウンテン
色んな鉱物が混ざって出来た自然の産物。
頂上までの道中は馬とか鹿に乗って行くこともできたけど俺は全部歩きで頂上まで。
本気で空気が薄くて足もパンパンで頂上付近は10mごとに立ち止まるその道中はまるで俺の旅のようで
頂上で見る景色は最高だった。
そして ゴールに近づいたこの世界一周も前に進んで行こうと思えた瞬間だった。
(俺のすね毛を刈り倒す少年)
色々あり過ぎて濃すぎる南米旅
次回ついに旅の最終目的地へ
アディオス!